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両親から紙粘土を渡されると、ずっとそれをいじっている子供だった頃から早、幾星霜。「GR」を制し、男一匹、紙粘土を武器に渡世を続けるアーティストに成長したデハラ氏。ご両親も教育方針に抜かりはなかったことが証明されたわけで、さぞ鼻の高いことと思われるが、ここまで紙粘土を昇華させたアートも他には稀。そもそもなぜ紙粘土か?
「思いついてすぐ形にできるし、すぐ乾く。そのスピード感が紙粘土のいいところです。『つくる』情熱が持続できるんですよ。彫刻でやればいいじゃないかって話もあるけど、例えばバイブレーター妖怪を何年もかかって制作して、途中で飽きちゃったらどうしようもなんない。止められないじゃないですか。でも紙粘土だと、形は一日もあればすぐ出来上がる」。
「僕は、実際に“触って”作るのが面白いし、想像上のものでも、平面より立体になると急にリアルになるじゃないですか。自分が楽しんで作れるということが大切なんです。哲学してやるよりは、思いつきで作りたい」と、デハラ氏は紙粘土、そして制作への愛をゆるやかに話してくれた。この「ポップ妖怪展」、日本へ凱旋帰国する模様。故郷の妖怪原産国で暴れまわってくれることを、切に期待するものである。
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