レセプション当日、「GR2」に大挙押しかけたLAのオーディエンスも、作品一つ一つにこめられたデハラ流妖怪ドラマに、いちいち納得。その秘められたストーリーを知ることで更に感動が深まるのか、フィギュアとアーティストを交互に見定め、妙に深くうなづいていたのが印象的だった。また、怨霊スピリットに導かれてか、作品購入にキャッシャーへ走る人は引きをも切らず、デハラ氏も次から次へとサイン攻めにあっていたのである。
会場には、トイ・カンパニー「クリッターボックス」の代表コーナー・リビー氏と共に、アート・トイ界のセレブ、アグリドール・コンビ(デビッド・ホーヴァス&サンミン・キム)らも現れ、オープニングに華を添えた。早くからデハラ氏の稀有な作品世界に注目し、去年「Giant
Robot」誌上で念願のインタビューを実現、今展覧会まで漕ぎ着けたエリックは、始終えびす顔。大盛況の会場の様子を柔和な微笑で眺めながら、「これまでやってきた中で、最高にクールなショウの一つだよ」と、心底、満足そうだったのだ。
ナイキやタワーレコードなどの広告を手がける一方、年間4〜6回のペースで個展を行うというデハラ氏。これまで東京を中心に、香港、NYでも作品を発表して来たが、「NYとか行っても、実はそんなにスゲー!とか、感動することってないんですよ。でも今回、LAはいいなあ、楽しい土地だなあ、と感じました」とまんざらでもない様子。LA移住計画も、ほんの少しだけ頭をよぎったとかよぎらないとか。「でもLAに住んだら仕事しなくなりそうですよね、はい」。
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