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メアリー E ゴールドマン(MARY
GOLDMAN GALLERY)
今日のアート・シーンを反映する作品展示にこだわるゴールドマンさん。コンテンポラリーに対する注目は歴史上でも最高潮に達している、と熱く語ってくれた。
1. チャイナタウンでギャラリーを開いた理由
私はもともとニューヨークの出身で、ベルリンなどでも活動していました。ニューヨークはアート・ギャラリーで溢れすぎていて、展示会だらけ。ロサンゼルスは歴史的にも地域的にもアートと関わりがある街だし、ニューヨークに比べるとアート・ギャラリーの数はまだ少ないので、私の希望に合った街だと思ったのです。ロサンゼルス中を回ってアート・ギャラリーを探しました。1999年のチャイナタウンにはアート・ギャラリーが3軒しかなく、特に注目されている場所でもなかったのですよ。チャイナタウンという、自分にとっては馴染みの無かったコミュニティーの中に、私は可能性を見出しました。同時に、この街が新しいアート・コミュニティーを受け入れる資質がある、と読みました。チャイナタウンにギャラリーを持つことは私にとっての大きな賭けであったのです。現在は
20軒ほどのアート・ギャラリーがチャイナタウンで店舗を構えていますね。この成功には、この地域の人々のサポートが大きく関わっています。メディアが取り上げてくれたこともきっかけになりました。何よりもタイミングが良かったのだと思っています。現在はダウンタウンでのアート・シーンが注目されていますよね。これはダウンタウンのルネサンス期なんだと私は思います。
2. チャイナタウンにギャラリーが集まりだした理由とは
ここは経済面で比較的安い地域なので、若いアーティスト達が出発点とするにはピッタリの場所だからではないでしょうか。そしてチャイナタウンが持つ独特の雰囲気も大きな要素だと思います。お互いに助け合う気質は、まだ無名のアーティスト達にとって大きな心の支えになっているのです。
3. 訪れる人の反応は
エクセレント!とても良いのです!本当にありがたいことですね。いつも良い反応が得られます。チャイナタウンという観光名所の中にあるので、世界中からの旅行者が訪れてくれるのも利点ですね。私は国際的なアートフェアにも参加したことがあるので、その関係者達が足を運んでくれることもあるんですよ。訪れる人にとっても、チャイナタウンの魅力を再発見できるみたいで、好評ですよ。
4. ロサンゼルスにおける現在のアート・シーンについて
ロサンゼルスのアート・シーンは非常に力強くなってきています。たとえば近所にあるエコ・パークの構成や、新しいギャラリーが次々と生まれていることから見ても、この街は将来的に可能性を秘めていますね。また、ロサンゼルスにあるアートスクールは大変質が高く、市がアートに興味を持っていることが伺えます。
5. アメリカの若いアーティストの中で見られる傾向やトレンドについて
ロックやエンターテイメントなどのティーンエイジャー文化を反映した作風が目に付きますね。ポップカルチャーと強く関わりを持つような作品をよく目にします。これは今に始まったことではないですけれど・・・。アンディ・ウォーホールだってポップカルチャーを題材にしていたでしょう?20〜30代のアーティストは、いわゆる「ゴス
(= Gothic) 」を取り上げる人も多いですね。ゴシック調が持つ、どこか怪奇的な雰囲気は今の若い世代で人気があるので、それを作品に取り入れるのが主流になってきているみたいです。
6. 特に興味のある海外のアート・シーンについて
日本と中国のアート・シーンに大変興味があります。中国は全く違ったタイプのアートの中に大きな可能性を秘めていると思います。日本のアートは驚異的ですね。とっても影響力があると思っています。ムラカミやナラはある種の現象、と言っても過言ではないですよ。ヨーロッパのアート・シーンはアメリカに似ている部分があって、とりたてて興味が沸きません。そうそう、メキシコ・シティーも面白くなってきました。
7. 特に興味のある海外のアーティストについて
ブラジルはサンパウロで活躍するリバーニ・ニューエンシュワンダー。異文化を上手に取り込んだ作風に注目しています。とにかくオリジナリティー溢れるアーティストです。スティーブ・フリードマンやピーター・ドイクにも注目。特にドイクは特別変わったことはしていないけれど、彼のビジョンを作品に見るのが好きなんです。
8. 近々、アートフェアに参加する予定はありますか
12月初旬にある、マイアミのアートフェアに参加する予定です。参加を認められるまでがとにかく大変だったので、すごくワクワクしています。
9. 日本の歴史や言葉、文化などに興味はありますか
日本はまだ行ったことがない国ですが、機会があればぜひ訪れたいと思っています。宗教観や美的感覚がとても興味深いですね。
10. 特に興味のある日本のアーティストについて
ムラカミ。 ジェフ・クーンズの作品を思い起こさせますね。私はもともとクーンズの作品が好きではなかったんですが・・・。とにかくムラカミは一大現象でしょう。
Interviewed by Roxie Hasegawa
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